セミナーの記録と日程

全所的プロジェクト研究

第7回プロジェクトセミナー

1999年11月16日 ◆於:社研大会議室

開発と市場移行のマネジメント
—ラテンアメリカ、アジア、ロシア・東欧の経済制度改革の比較研究—

問題提起・司会:中川 淳司(社会科学研究所)
ゲスト:Choong Yong Ahn(韓国中央大学国際関係学大学院教授)
ゲスト:Joao Carlos Ferraz(リオデジャネイロ連邦大学経済研究所長)
ゲスト:Keun Lee(ソウル大学経済学部準教授)
ゲスト:河合 正弘(世界銀行 東アジア・太平洋 主席エコノミスト)
ゲスト:Miguel F. Lengyel(ラテンアメリカ社会科学研究院プロジェクト副代表)
コメンテーター:末廣 昭、藤原 帰一

以下は第7回プロジェクトセミナーの議論の概要である。

【末廣 昭】  開発と市場移行のマネジメント
—ラテンアメリカ、アジア、ロシア・東欧の経済制度改革の比較研究—

問題提起

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発言コメント

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 それが三つ目の問題である。現在は金融セクターや資本の流れを中心に議論されていて、貿易や直接投資に関してはごく少ない情報しかない。インドネシアの場合、IMFが乗り出す前、1980年代初めに、直接投資を含むあらゆる領域で既に自由化が開始されていた。そのあとでIMFが各分野の規制を見出しに乗り出してきた。問題は、金融分野に関しては容易に英語のドキュメントを読むことができるが、投資に関しては工業省などから出されたアナウンスメント程度のものしかなくて、外部の研究者がこの問題に取り組むのがむずかしい。まず自由化のプロセス等について正確な資料や情報を手に入れ交換することが大切で、そのために地域研究のグループと協力していかなければならない。

地域研究者にはすでにこの仕事を進めているチームもあり、そこから結果を持ち帰れば、実りあるディスカッションができると思う。2段階必要である。

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<要約:土田とも子>