希望学福井調査報告会
〜希望学プロジェクト報告会〜
希望の福井、福井の希望東京大学希望学プロジェクト約30名の専門家が福井に集結4年間の福井調査の成果を語る
〜希望学プロジェクト報告会〜
希望の福井、福井の希望東京大学希望学プロジェクト約30名の専門家が福井に集結4年間の福井調査の成果を語る
- 概要:
福井県は、昨年、生活に深く関係する統計指標に基づいた幸福度調査で「幸福度が日本一高い」とされるなど、暮らしの満足度が比較的高い地域とされています。
一方で、大学進学による人口の社会減や三世代同居の世帯比率の低下が続き、また新興国の台頭によって地場産業が苦境に立つなど、福井の魅力である暮らしやすさや、つながりの強さは、今、我々に実感しづらい程度のスピードで弱まりつつあるのかもしれません。
福井の良さを守りながらも、将来に向かって変化を起こしていくことが大切であることを、希望学は教えてくれています。希望学は、東京大学社会科学研究所が2005年から研究を始めた新しい領域の学門です。
福井県では、2009年度から4年間、地場産業、社会生活、女性、集落やまちづくりなど様々なフィールドにおいて、過去から現在に至る地域の姿を、一つひとつ丁寧にときほぐしながら調査を行い、現在の姿を明らかにして、未来の希望への基礎とすることを目指してきました。
希望とは何か、どのような社会や地域に希望は生まれるのか、一人ひとりの希望が地域にどのような効果を与えるかといった問題を探っています。自分たちのこれからのこと、ふるさとの将来、子どもたちの希望について、東京大学希望学プロジェクトの先生方の調査成果を聞いて、ともに考えてみませんか。
- 日時:2012年12月1日(土) 13:00-17:30
会場:小浜中央公民館 - 日時:2012年12月2日(日) 13:00-17:30
会場:福井商工会議所 - 主催:
東京大学社会科学研究所・福井県 - プログラム:
■総括講演「希望の福井、福井の希望」
玄田有史(東京大学社会科学研究所)■福井調査からの報告
2012年12月1日(土)13:00-17:30 小浜中央公民館
1.福井県はひとつになれるか? 〜政治の役割〜
宇野重規2.嶺南とは何か?
五百旗頭薫3.逆境に生き抜く経営者たち 〜眼鏡産地鯖江に学ぶ
中村圭介4.嶺南、福井と原発
橘川武郎2012年12月2日(日)13:00-17:30 福井商工会議所
1.福井を出る・残る・戻る
石倉義博・平井太郎2.広けりゃいいのか? 福井の住まい
佐藤慶一3.福井の豊かさは本当か?
阿部彩4.福井県はひとつになれるか? 〜政治の役割〜
宇野重規■ポスターセッション
各調査班のポイントを解説、参加者との意見交換■総括討論希望学福井調査の締め括り
- 当日の様子(画像)