山崎亮氏推薦 「動き出そう! 行動が希望とつながりをつくりだす」
あの「希望学」が帰ってきた。今回は福井県での調査をもとに、地域社会にとっての「希望」を考える。「希望」と「幸福」のちがいとは?地域に「希 望」が生まれるための条件とは?玄田有史、宇野重規らの希望学メンバーがやさしいことばで語りかけるエッセイ集。
山崎亮×玄田有史、藻谷浩介×中村尚史の対談2本も収録。
目次
- はしがき 希望学・福井調査とは
- 福井県の地図
- 「希望学」対談1 まちづくりと希望(山崎亮×玄田有史)
- 「希望学」対談2 地域は変われるか?——伝統と変革のあいだ(藻谷浩介×中村尚史)
- 序 福井の希望を考える(玄田有史)
- I 政治と経済
- 眼鏡と希望——鯖江の挑戦(中村圭介)
- 独自戦略の開拓者たち(建井順子)
- 「越前がに」は、どこにいく(加瀬和俊)
- 家族で支え合う漁家民宿経営——高浜町日引集落の場合(長谷川健二)
- 「営業」する自治体(稲継裕昭)
- 希望の共有と企業再生——セーレン株式会社における企業文化の再構築(中村尚史)
- 羽二重生産がもたらした希望——繊維王国福井の形成と発展(橋野知子)
- 変わりゆく福井は政治を使いこなせるか(宇野重規)
- 「長期計画」は希望となるか——自治体の行政計画(松井望)
- 健康長寿県のつくり方——介護行政に携わる人々の希望(荒見玲子)
- 原発に依存しない嶺南の未来図(橘川武郎)
- II 生活と家族
- 地域社会で進む孤立化と貧困(阿部彩)
- 地域にみる、これからの男女の関係(金井郁)
- 若者が変える! 地域の未来(羽田野慶子)
- 「Uターン」とは何だろう(1)——人生設計と居住地選び(石倉義博)
- 「Uターン」とは何だろう(2)——18歳と22歳の選択(西野淑美)
- 「Uターン」とは何だろう(3)——親の意向と本人の選択(元森絵里子)
- 「Uターン」とは何だろう(4)——仕事について(西村幸満)
- 「Uターン」とは何だろう(5)——何のための希望(平井太郎)
- 地域の「住まい」について考える(佐藤慶一)
- I 文化と歴史
- 希望の土を尋ねて——二つの文化、二つの文学(五百旗頭薫)
- ふるさと福井——小さな県の多様性と可能性(谷聖美)
- アジアに向かう「福井の恐竜」(末廣昭)
- 伝統とは信頼を賭けること——水海の田楽能舞(佐藤由紀)
- 小さな池田町の大きな希望(大堀研)
- 港の記憶と嶺南の未来(五百旗頭薫)
- 港町がはなつ輝きと希望——福井三港物語(稲吉晃)
- 結 希望学・福井調査をふりかえって(玄田有史)
- 「希望学」インタビュー 福井県庁担当課職員の皆さんの思い
- 「希望学 あしたの向こうに——希望の福井、福井の希望」の出版にあたって(福井県知事 西川一誠)
- あとがき