■■■ 2007年 C R E P 国際シンポジウム
第2回国際シンポジウムが開催され、大盛況の内に終了いたしました。
東京大学社会科学研究所全所的プロジェクト研究
2007年CREP国際シンポジウム
東アジア地域主義の将来:東アジア憲章の提案
Future East Asian Regionalism: Proposal for an East Asian Charter
2007年7月21日(土) 13:00pm-17:30pm
7月21日(土)、農学部弥生講堂一条ホールにて東京大学社会科学研究所全所的プロジェクト「地域主義比較研究プロジェクト」の国際シンポジウムが開催された。「東アジア地域主義の将来:東アジア憲章の提案」という表題の下、中村民雄教授を中心とした研究班から東アジア憲章の具体的な条文の提案が行われた。このような試みは他に類を見ないものであり、熱気に包まれた会場では一般参加者を交えた活発な意見交換がなされた。内外より参加した討論者からは、提示された憲章案に対し、ヨーロッパ統合の経験から得られるものは何であるのか、東アジアという地域をいかに定義するか、東アジア地域主義の背景にはどのような動因があり、どこへ向かうのか、東アジアの地域枠組みはどの程度の制度化が可能であり、また望ましいのかといった論点が示され、議論が深められた。東アジアにおいて何らかの地域的協力枠組みが必要であること、それを具体化するに当たっては憲章案が示すような緩やかなコンセンサスの仕組みが東アジアにおいては重要であることについて共通認識が生まれつつあることが、締め括りに当たって中村教授より述べられた。 |
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