東京大学社会科学研究所 全所的プロジェクト研究

セミナーの記録と日程

全所的プロジェクト研究
 


第47回 全所的プロジェクト研究運営委員会
(2004.11.18

出席
橘川 末廣 中村(圭) 大沢 石田(浩) 中川 松村
宇野 中村(民)佐藤(岩) 各氏
土田 根岸 飯窪 中島 竹内 宇佐美 各氏
欠席
平島 樋渡 田中 各氏
1.予算関係

・現在残額は別紙の通りである。
 各班で自班の残額を超えて使う必要がある場合は、事務局に連絡する。

・これから旅費の使用予定のある班は、使用時期を会計に届け出る。



2.各班活動報告


政治関係プロジェクト活動報告

<国内政治プロジェクト>

(1)活動状況

○ 田中愛治氏(早稲田大学)の研究会終了

○ 11月12日にプロジェクト第二段の幹事会合(6月18日)を開催。堀内勇作、前田幸男、上神貴佳、樋渡展洋が参加、本の全体のテーマの統一性について協議。

○ 12月18日に第1回全体ワークショップ開催。共同研究者の都合で大阪で開催予定。

(2)現代政治経済研究会予定

<次回>

○ 11月19日 名取良太氏(関西大学)「首長選挙における政党連合の持続と変動」

(略歴) 1996年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2000年慶應義塾大学大学院法学研究科単位取得退学。現在、関西大学総合情報学部助教授。
(著書・論文)『地方分権と高齢者福祉』(共著)、慶應義塾大学出版会、2004年。
「府県レベルの利益配分構造」『大都市圏における選挙・政党・政策』(関西大学法学研究所研究叢書28号)、2004年。「二元代表制の政治過程」『都市問題』第92巻、第11号、2003年

<国際政治プロジェクト>

(3)活動状況

○ 第1回全体ワークショップの1月29日開催で協議中
  大橋英夫氏のテーマ決定

(4)国際政治経済研究会予定

<次回>

○11月26日 木宮正史氏(東京大学)「ポスト冷戦期の朝鮮半島をめぐる国際政
治システム−その変化と持続性に関する考察」

(略歴)1960年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。韓国高
麗大学大学院博士課程修了(政治学博士)。法政大学法学部助教授を経て東京大学大学院総合文化研究科助教授、現在に至る。
(著書・論文)『韓国 民主化と経済発展のダイナミズム』筑摩書房(単著)、『市場・国家・国際体制』慶應義塾大学出版会(共著)、「ブッシュ政権の対北朝鮮政策」『国際問題』2004年1月号など。

<次々回>

○ 12月10日 大橋英夫氏(専修大学)「中国の対外経済関係」

(略歴)1950年生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科単位取得退学。三菱総合研究所研究員、外務省在香港日本総領事館専門調査員などを経て専修大学経済学部教授、現在に至る。
(著書・論文)『激動のなかの台湾』田畑書店(共編著)、 『香港返還』大修館書店(共編著)、『米中経済摩擦』勁草書房、 『国際開発の地域比較』中央経済社(共著)、『経済の国際化』名古屋大学出版会など。

<予定>

○2005年1月14日 倉田秀也氏(杏林大学)


橘川プロジェクト

○ 班企画の刊行物の原稿が半分集まった。

中川プロジェクト

○ 研究成果の出版について

最終原稿の提出期限が12月15日に迫ったので、近々執筆者にリマインドのメールを発信する予定である。

○ 次期プロジェクトについて

中村民雄プロジェクトにシェパードとして参加する。

末廣プロジェクト

○ファミリービジネス研究会
・11月19日 研究開催予定
・12月 〃

○ファミリービジネス研究会の成果が来週刊行される。
アジア経済研究所と社研プロジェクトの共同の成果であることを明記した。

○企業福祉研究会
11月27日 研究会開催予定

大沢プロジェクト

  ○成果刊行について
    マクミラン社との出版契約手続き完了
    2005年度中に刊行予定

  ○11月19日〜21日 ベルリン日独センターにおけるコンファレンス
  Gender Dynamics and Globalization :Comparative Perspectives on Japan and Asia
  において、海外協力者とパネルを一つ担当。

<田端(労働)班>

  ○10月 研究会終了 
 
  ○11月 研究会を開催予定

  ○今後は、来年2、3月に大阪、東京で、7月に実施した調査の補足調査を行い、来年夏に原稿執   筆、社研研究シリーズにまとめることを予定している。

<加瀬班>

 ○ 10月27日 研究会終了
  報告者:加藤新一氏(帝京大学助教授)
  報告タイトル:「地方的交通と地方的利害の関与—新幹線在来並行線問題を中心に」

 ○今後は、12月10日締め切りで、著書刊行に向けた論文構成案の提示をメンバーに依頼している。  それを受けて、年末ないし年初に研究会を開催(日程未定)。

中村(圭)プロジェクト

○10月22日 研究会終了
   各事例のまとめの報告

○東洋経済新報社から「ホワイトカラーの仕事と成果」(仮題)
  として出版することが決定

○12月24日 研究会開催予定
   序章および各事例を描いた章,終章についての議論.

松村・中村・佐々木プロジェクト

以下の研究会を行った。
○日時 10月27日(水)17時ー18時30分
報告者 春名 章二(岡山大学経済学部教授)
報告タイトル  Cooperative and noncooperative R&D in labor-managed firms with spillovers (with Rajeev K. Goel)

○日時 11月10日(水)17時ー18時30分
報告者 渡邊 直樹(京都大学経済研究所COE研究員)
報告タイトル  Cooperative Perspectives of Patent Licensing Games

石田プロジェクト

○10月28日(木) 研究会終了
  テーマ 「小学生・中学生のやりたい仕事」
  報告者 寺崎里水、中島ゆり(お茶の水女子大学)
  テーマ 「文系大学生のインターンシップ」
  報告者 長尾由希子(東京大学教育学研究科)

○11月6日(土) ワーキンググループ
  2003年度高校生調査と高校調査の分析プラン

○10月中旬に発送した高校生調査・保護者調査は、記入された調査票が返送されてきている。11月 中旬に督促状を発送する予定。

佐藤岩夫プロジェクト

<福祉国家と住宅>

○前回報告以降、次の研究会を開催した。
  10月22日(金) 大沢真理氏「福祉国家論の最近の動向」

○次回以降は、次の研究会を予定。
  12月 所道彦氏(大阪市立大学)「家族政策の国際比較と住宅」(仮題)
  1月 出版に向けてのワークショップ

平石・宇野プロジェクト

○10月の研究会終了
  日時 10月22日(金)
  報告者 佐藤俊樹氏(東京大学総合文化研究科)
  題目 「論壇島上陸記 あるfieldworkの記録」
  場所 大会議室

○11月の研究会
  日時 11月19日(金)午後5時半から
  報告者 古矢旬氏(北海道大学)
  題目 「現代アメリカの保守主義の動向」
  場所 センター会議室

○12月の研究会
  日時 12月10日(金)午後5時半から
  報告者 川田稔氏(名古屋大学)
  題目 未定
  場所 大会議室

○1月の研究会
  日時 1月28日(金)午後5時半から
  報告者 山下範久氏(北海道大学)
  題目 未定
  場所 大会議室


* なお、各班の成果の多くが2005年になってから刊行される予定だが、プロジェクト予算としては今年度が最後で、来年度は、プロジェクト全体の成果の2巻本の刊行費用のみが配分される見込みである。各班の成果物の買い上げについて、今後所長や予算担当とも相談する必要がある。

3.刊行計画

スケジュール確認

・12月27日第一次締め切り。

・各章の原稿すべてを集めて冬休み中に全執筆者が全原稿を読む。

・1月18日、19日の両日に研究会を開催し、各執筆者が各章について意見を交わす。

・1巻、2巻の編集責任者は、編集方針に従って各執筆者に注文をつけ、コンセプトの整った書物にするべく努力する。

・1月の研究会は上記のように「作業部会」的性格のものとするが、3月はじめに外部の評者を複数招き、各章の批評をしてもらう計画もあり得る。

・この場合各章最終原稿でも評者の注文に応える努力をするが、主として各巻の序章・終章でレスポンスする。

・3月末日に完成原稿を出版社に渡す。

・2005年度の半ばに発刊。

 書物のタイトル、形式、部数、東大本部との関係等々については、現在検討中である。

 

<文責 土田とも子>