今後のプロジェクトセミナー
セミナーの記録と日程
全所的プロジェクト研究
 

第32回 全所的プロジェクト研究運営委員会(2003.4.17

出席  

平島 田中 末廣 中村(圭)中川 中村(民)石田 松村 佐藤(岩) 宇野 各氏
土田 飯窪 中島 各氏

欠席 橘川 大沢 樋渡 各氏
1.予算関係

2002年度校費決算案は別紙の通りである。

2. 今後のプロジェクトセミナー予定

㈰5月27日(火)午後3時〜5時  
   報告者  本田由紀氏 (情報学環)
   テーマ  
     「社会人大学院修了者の職業キャリアと大学院教育のレリバンス」

㈪6月17日(火)午後3時〜5時  
   報告者  小林良彰氏(慶應義塾大学)
  討論者  前田幸男氏(東京都立大学)、谷口将紀氏(法学部)
                  石田浩氏(社会科学研究所)
 
・7月以降は報告をかねて新規プロジェクトからの報告を優先する。

3.2003年度客員教授、非常勤講師

・今年度のプロジェクト非常勤講師、研究支援推進員、事務補佐員は別紙の通りである。
・RAについては4人の要求があり、所長からプロジェクト用として4枠の使用が認められた。

4.各班活動報告


㈰末廣プロジェクト
企業ガヴァナンス (ファミリービジネス研究会) 
・今月新年度の第1回研究会を開いて年間計画等の打ち合わせをおこなう。
・国際会議を1回計画している。
・研究成果については、アジア経済研究所から書物を出版する。英文出版も計画中。
社会保障
・Research Series を1冊刊行する。原稿はすべて提出済み
・2003年3月末に宇佐見耕一氏が東アジアとラテンアメリカの福祉国家の比較を内容とする本を出版したので、この合評会を開催する。
・以後の研究会は、特定領域研究費が交付された場合はその時点で相談し、テーマを広げて組み替える。交付されなかった場合は2年で終わることとし、研究成果をまとめる。
 
㈪松村プロジェクト
・4月16日に在京のメンバーが集まって年間計画等の打ち合わせを行った。
・第1回研究会は、6月に中村民雄氏の報告で開催する。

㈫中川プロジェクト
・出版のフェイズに入っていて、原稿のプルーフリーディングもすべて終わった。
社研内のResearch Seriesや紀要特集に組むのと、市販の書物と両方予定している。
・昨年度刊行予定であったResearch Seriesは今年度刊行になった。
・紀要の第1号に、出版計画の中に入らなかったペーパーを特集号に組んで載せる。
・英文出版に関しては、プロポーザルを提出した段階である。
・来週今年度第1回の研究会を行う。

㈬田中プロジェクト
・昨年度Research Series1冊を刊行した。
・紀要は4号に特集を組む。現在校正が終わった段階である。
・科研費は昨年度で終わり、今年度は新たな科研費が交付されたら新規に計画して出発する。

㈭中村圭介プロジェクト
・4月25日に研究会を行う。
・調査は現在二社で行っており、6つのケースがこれで出揃う。
・今年度は調査結果をDPにまとめ、来年度書物にして出版する。

㈮平石・宇野プロジェクト
・2月の運営委員会で報告したように、「90年代日本の思想変容」というテーマで立ち上げた。
・21日に第1回の研究会を開催する。年間計画の打ち合わせをおこない、小熊英二『「民主」と「愛国」』をめぐって宇野が報告する。
・狭い意味での政治思想に限らず扱うが、どこまで対象とするかはこれから議論していく。
・メンバーに佐藤美奈子助手が加わる。
 
㈯佐藤岩夫プロジェクト
・福祉国家プロジェクトから分かれ出て「福祉国家と住宅」プロジェクトとして独立する。住宅・居住という問題を手掛かりに90年代日本における政策、社会問題、社会の動きなどを幅広く捉える。
・4月18日に第1回研究会を開催し、年間計画等打ち合わせる。
・月1回程度のペースで研究会を開催し、内容、成果の柱建てなどを議論していく。

㉀石田プロジェクト
・「教育と労働市場」というテーマで立ち上げた。学校から労働市場へのトランジション、社会へ出た後の若年の雇用・失業などを視野に入れ、90年代にどういう変容が起こっているかを検討する。
・本日教授会後第1回打ち合わせを行う。
・特定領域研究費が交付された場合、18歳から35歳までの若年労働者の全国的な追跡調査を行う。これは社研のJGSSにも匹敵する大規模な調査となる。
 

5.その他

 
・4月初旬に、昨年8月に申請した学術創成研究費が通らなかった旨、正式に通知
があった。
・新規プロジェクトは、プロジェクト研究のホームページに載せられている既存のプロジェクトのページを参考にして、必要な情報をホームページ担当の中島美鈴さん(misuzu@) に送り、各新規プロジェクトのページを公開する。
・4月から東京大学のホームページに追加された「学術集会・行事等のお知らせ」という項目に、定例のプロジェクト・セミナーの情報を掲載する旨の提案が、所長・広報委員会からなされた。すでに4月に開催された2回のセミナーについて掲載が実施され、それを見た学外参加者が5名あった。今後も原則としてセミナーを公開とし、東京大学のHPに掲載する。当該セミナーの責任者が公開を希望しない場合にのみ事前に調査室に連絡することとした。

 
 
<文責 土田とも子>