--MESSAGE8-- (2001/12/05) 
東京大学社会科学研究所助手の上村泰裕です。
アジア経済研究所の「新興福祉国家・社会研究会」(11月28日)で、「東アジア福祉国家論の視角──今なぜ、何を、どのように研究するのか」と題して報告してきました。㈰世界銀行など国際機関の関与によって、東アジアを範囲とする社会政策を議論する根拠と必要が生じたこと、㈪しかし、比較研究が不足しているために、政策処方箋は「天下り的な画一アプローチ」と「場あたり的な国別アプローチ」に分裂していること、を指摘しました。研究会では、主査の宇佐見耕一先生をはじめ、参加者の皆さんから有益なコメントをいただきました。
東アジア福祉国家論の視角──今なぜ、何を、どのように研究するのか