第38回プロジェクト・セミナー 2002年6月28日 ◆於:社研大会議室 第38回プロジェクトセミナーの概要 |
植民地なき帝国 —アメリカ対外政策と地域— 藤原帰一 ㈵.はじめに 1. 9.11事件後のアメリカ 凋落か優位か 2. 国際関係における帝国 リアリズム・リベラリズムと異なる体系 3. 冷戦後国際政治におけるアメリカの優位 その意味 4. 「植民地なき帝国主義」と「自由貿易帝国」 5. 正義の戦争と自由の戦士 力と認識 社会通念と共通了解 ㈼.帝国と現在 1. 帝国観念の浮上Superpower(超大国)Hegemon(覇権国)帝国 2. 帝国の意味 多民族支配・植民地帝国・帝国主義・軍事帝国 3. 文化的多元性の政治的制度化・国内政治と国際政治の境界の相対化 4. 領土的支配の否定と権力行使の肯定 デモクラシーと帝国 ㈽.介入の系譜 1. 紛争拡大のジレンマ 地域紛争と核使用の可能性 2. 介入のサイクル アイゼンハワー・ケネディー カーター・レーガン 3. 軍事秩序としての帝国 冷戦終結後の意味 権力独占・競合の不在 4. 湾岸戦争の戦い方 5. 介入の文化的意味付けとその変化 ブッシュからクリントンへ ㈿.湾岸戦争と地域 1. 他国協調と一方的介入 限定関与と大量動員 撤退か優位か 2. 平和維持とアメリカ外交 ㈸.結び 討論 |