樋渡展洋・三浦まり編『流動期の日本政治-失われた十年の政治学的検証』
東京大学出版会

 1. 流動期の政治変容-問題関心と分析成果  樋渡展洋・三浦まり

 I. 政党政治

 2. 政党動員-政治的領域からの退出?  山田真裕(関西学院大学法学部)

 3. 政党配置-候補者公約による析出  品田裕(神戸大学法学研究科)

 4. 政党再編-自民党分裂の誘因   建林正彦(関西大学法学部)

 II. 政局運営

 5. 国会運営-立法における多数派形成  増山幹高(成蹊大学法学部)

 6. 政権運営-政党行動と安全保障政策  樋渡由美(上智大学外国語学部)

 III. 行政機構

 7. 行政改革-余波か三次的変化か? 中野晃一(上智大学比較文化学部)

 8. 行政統制-情報公開・行政手続規制の対比  伊藤修一郎(群馬大学社会情報学部)

 9. 行政再編-自民党と地方分権改革  曽我謙悟(大阪大学法学研究科)

 IV. 政策対応

 10. 財政政策-景気対策と構造改革  樋渡展洋(東京大学社会科学研究所)

 11. 銀行規制-不良債権問題と銀行行政  J・エイミックス(ペンシルバニア大学政治学部)

 12. 産業規制-喪失の十年か、漸進の十年か  G・ノーブル(東京大学社会科学研究所)

 13. 労働規制-新しい労働政治と拒否権  三浦まり(東京大学社会科学研究所)


『社会科学研究』第53巻 第2・3合併号


 特集 連合政権下の国内政治変化−90年代に何が、なぜ、どこまで変わったのか?

 意図と意義  樋渡展洋
         
 ㈵. 連合政権下の政党政治と政策過程

   自民党分裂の研究−93年の自民党分裂と90年代の政党間対立− 建林正彦

   政党の法案支持態度の変化 増山幹高

   新しい労働政治と拒否権 三浦まり

   地方分権改革の政治過程−自民党と地方分権改革− 曽我謙悟

   情報公開・行政手続規制の政策過程 伊藤修一郎

 ㈼. 連合政権下の政策過程と政策変化

   長期経済停滞下の財政出動と構造改革
   −90年代政策Uターンの経済部門的基盤と政党政治的帰結−  樋渡展洋  
                                   
   1990年代の経済規制改革−失われた十年か、緩やかな前進か− グレゴリ−・W・ノーブル
                                               (翻訳:伊藤正次)

   不良債権問題と1990年代の日本の金融行政 ジェニファー・エイミックス(翻訳:杉之原真子)
   
   日本の医療政策における連立政権の影響(1990〜2000年) ポール・タルコット(翻訳:打越綾子)

   連立政権下の政党行動と安全保障政策の選択 樋渡由美

 
 
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