デジタル化の進展は著作物のコピーを容易にし、事業者はコピーの取り締まりに熱心である。しかし、コピーが売上を減らしているかどうかには疑問の余地がある。もしコピーが売上が減らさないならコピーは経済厚生を高めており、是認される。音楽CDのコピーコントロール(CCCD)の効果を調べてみると、売上に影響が出ていない。したがって、CCCDは厚生改善的でなく、廃止すべきである。 (2004.7.7)