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全所的プロジェクト研究
 

第23回 全所的プロジェクト研究運営委員会(2002.4.18

出席

橘川 平島 田中   末廣   樋渡  中川 中村(民) 松村   佐野(中村圭代理) 各氏
佐藤 横田(恭) 土田 中島 横田 各氏

欠席 大沢   大瀧   氏
1.予算執行状況

㈰2001年度決算(案)
 ・各プロジェクト&事務局の決算案は別紙の通りである。
 ・橘川プロジェクトDP−A(Research Series)については、調査報告のほうで予算が組まれているが、プロジェクトで刊行することになったため、決算はその分をプロジェ クトの赤字とし、調査報告の方を余りとする。
 ・末廣・小森田プロジェクトも、すでに刊行されたResearch Series No.1, No.2を増刷することになり、調査報告予算で組んでいた金額の一部を充てることとなった。
㈪2002年度予算について
 ・DP−A(Research Series)は、プロジェクト関係も、従来の調査報告他も、予算は1本化して、佐藤総務主任のところで担当する。
従って各プロジェクトで今年度Research Series の発行を予定しているところは、5 月10日までに佐藤総務主任に申し込む。
Research Series の要件は、
    背表紙にタイトルのはいる厚さであること
    出来上がり160頁以内のものであること
    図書館に保存する価値のあるものであることである。
     予定 橘川プロジェクト      1冊
          中村(圭)プロジェクト    1冊
          田中プロジェクト      1冊
          末廣プロジェクト      1冊 など
 ・次回運営委員会でプロジェクト予算案を検討するので、各プロジェクトは自プロジェクトの予算要求を、次回プロジェクト運営委員会(5月16日木曜日)の前週、 5月10日(金)までにtsuchida@まで電子情報で送る。 
  ・5月31日 予算要求会計締め切り
 ・7月9日  予算小委員会
 ・7月11日 予算委員会

 

2. 今後のプロジェクトセミナー予定

日時 4月25日(火)13時〜15時
テーマ 学力調査から見た教育改革と階層化
報告

苅谷剛彦氏(教育学部教授)

志水宏吉氏(教育学部助教授)




日時 5月7日(火)
テーマ 日本メーカーの生産システムの変容と競争優位の源泉
報告 明石芳彦氏(大阪市立大学経済研究所教授)
テーマ 自動車産業のグローバル化とモジュール生産システム
報告 植田浩史氏(大阪市立大学経済研究所教授)



日時 6月27日(木)午後3時〜5時
テーマ 未定
報告 藤原帰一氏 

ほかに5月に深せん大学から法学部長が来日し、中国のWTO加盟について研究会 を開く予定。(中川プロジェクト)期日等詳細が確定してからプロジェクトセミナーとして設定することを考える。

 
3.各プロジェクト活動報告


㈰橘川プロジェクト
 

・3月25日実施の長井のゴミリサイクルのプランは、90年以降のアクティヴィティとして展望の持てるものであったので、セミナーとして企画した。
一つのまとまりのある閉じた地域を設定して中の資源を活用しその社会をいかに誇れるものにするか、という問題である。 
企業プロジェクトの問題と関わらせて言うと、企業のまとまりが壊れてきているという問題が今ある。担い手が活躍する場の一体感、活力をどう確保するかという問題である。
・5月のプロジェクトセミナーは企業の側から同様の問題を報告してもらう。
DP−A 作成中。

㈪樋渡・平島プロジェクト

<国内政治プロジェクト>

活動状況
・今年度の事務補佐を三浦まりさん(企画・運営)と小川知佐子さん(広報・通信)とに御願いした。附随してプロジェクト用のパソコンとして学振研究員(樋渡指導)の残 して行ったものを転用することにした。
・4月5—6日 国内政治プロジェクト・ワークショップ終了
各論文につき高品質のコメントがあり、本の全体の趣旨や序論、結論についても共通了解が 得られた。

今後の予定
—四月末までに序論、結論の完成、その間、海外研究者に改訂要求、各章最終原 稿提出はその一月後
・幹事会継続案件 来年1月のシンポジウムの人選
・次回幹事会5月17日
現代政治経済研究会予定
・5月17日 岡本至氏(ジョーンズ・ホブキンス大学)「金融危機対応と情報の              非称性:日本の金融行政分析 1992−1998」
・6月28日 中里透氏(上智大学)「財政再建と市場の信認—Forward lookingな
        財政政策についての提案」(仮題)   
・7月19日 鬼塚尚子氏(帝京大学)「Re-examining Issue Voting in Japan:
        Directional vs Proximity Models」 
・9月27日 竹中治堅氏(政策研究大学院)「日本金融政策(85ー89)の             政治経済学—制度、金融政策、利益」
・10月18日 打越綾子氏(成城大学)題未定 
・11月15日 増山幹高氏(成蹊大学)「議事運営と行政的自律」
・12月20日 平野浩氏(学習院大学)「日本における経済状況と投票行動の関連」
・2003年1月9日—11日 国際ワークショップ


<国際政治経済プロジェクト>

活動状況
・3月22日 幹事会 4月以降の勉強会担当(紀要原稿準備会)と運営方針を決                  定。  4月樋渡由美、5月石田淳、6月加藤浩三、7月古城佳子
・幹事会継続案件 6月のシンポ運営
・次回幹事会4月19日

国際政治経済研究会予定
・4月12日 納家政嗣氏(一橋大学)「国際秩序の安定と変動」
・4月19日 川端英二氏(オクラホマ大学)
                    「現代における日米二国間経済交渉—
         富士コダック、港湾摩擦とNTT接続料問題」
・5月10日 梅本哲也氏(静岡県立大学)「大量破壊兵器、軍事における革命
        (RMA)、国際秩序」
・6月14日 大芝亮氏(一橋大学)「歴史の記憶と日米関係
                  —教科書問題を事例として」
・6月20—22日 第二回国際シンポ(上智大学)
・7月12日 岩田修一郎氏(防衛大学校)
                  「米国のミサイル防衛政策の現状と問題点」
・9月13日 加藤朗氏(桜美林大学)「兵器の発展の歴史—RMAの展開」

㈫末廣・小森田プロジェクト

研究会予定
 ・4月24日(水)午前10時から、マラヤ大学のK. S. Jomo 教授の報告で、
 「グローバライゼーションと『東南アジアの奇跡』の今後」というテーマで研究会を行う。
 ・5月 中国の民営化問題
 ・6月 全体のセミナーとして藤原帰一氏のプロジェクト・セミナーをセット
 ・7月〜  現在のところ2〜3ヶ月に1回のペースで、上村氏は生活保障を中心として、丸川氏は民営化を中心として研究会を計画している。
 ・生活保障で年度後半にResearch Series を1冊発行する予定である。
 ・非常勤講師を委嘱した星野妙子氏が、アジア経済研究所で「開発途上国のファミリービジネス研究会」を立ち上げた。これに末廣と中村尚史氏が参加する。

㈬大瀧プロジェクト


㈭原田・加瀬プロジェクト

・佐藤岩夫氏の住宅問題、佐口和郎氏の労働問題の2班が新しく立ち上がった。
 研究会 
・5月14日にグループセミナーを予定しているが、詳細未定。


㈯中川プロジェクト

・3月にワークショップとセミナー「アルゼンチンの債務危機とIMFの対応」を行った。
 7月22日〜24日に、最後のワークショップを行う。
・中日の23日は社研シンポとして開催する。テーマ「金融自由化と開発・市場移行戦略」 
・現在、中島美鈴氏にホームページを依頼しているが、その中にパスワードを使ったメンバー限りの掲示板を作り、全員のペーパーを共有してコメントし合って完成に持っていく計画である。
・出版(英文)は、現在外国の出版社を選定中。
・Research Series では、Chronology の改訂版を作る予定である。
・研究支援推進員佐瀬さんが東大医学部大学院博士課程に入学したため、浅野正彦氏と交代する。RAは大島氏から横田氏に交替する。

㉀中村(圭)プロジェクト

・前回運営以降、各メンバーが企業のホワイトカラーの業績管理についての調査を進展させた。 
・4月19日 研究会を予定。調査の進行状況を報告し、メンバーの間で共有をはかる。
・Research Series では、本田由紀氏が「社会人大学院卒了者の卒業後のキャリアに関する研究」  を1冊発行する予定である。おおよそ140頁の見込み。

㈷田中プロジェクト

・7月27日に渋谷博史氏と一緒に福祉国家と市場に関する社研シンポを計画しており、この中で中国の社会保障制度について比較の視点からコメント等を行う予定である。
・来月東大出版会から『アメリカ型企業ガバナンス』が刊行される予定で、このなかで「中国 の会社法と企業ガバナンス」を田中が担当。
・ニューズレターに「中国特集」をくみ、WHO加入問題など最近の中国についてレポートす る。

4.科研費関係


・特定領域研究は審査中である。

5.その他

㈰新任スタッフ

・中村尚史氏  
明治期からの鉄道の歴史と民営化の問題を、開発経済に関連する視点から研究することを希望している。(末廣)
末廣プロジェクト関係のアジア経済研究所で始まっている研究会にも参加する。
橘川プロジェクトでも、組織の持つ意味の再定義、組織の中のインセンティブの問題と関連させてその民営化の問題をやってほしいという希望があるが、本人に自由に選んでもらう。 

・佐野嘉秀氏 
中村(圭)プロジェクトに参加。中村(圭)が海外出張中は運営委員代理。

・そのほかの新任のスタッフもそれぞれ専門の近い運営委員が希望を聞くなりこちらの希望を伝えるなりしてアプローチする。

㈪ホームページ
・中川プロジェクト、大瀧プロジェクトのホームページ用データが揃ったので、作成中である。
・橘川プロジェクトホームページは新規に作り直した。
・システム管理部会は中島美鈴氏が出席する。

㈫RA
・大沢プロジェクトからRAポストの希望があり、他に新規希望はないのでこれを認める。

㈬プロジェクト全体をまとめるための議論の場
・各プロジェクトの研究も進んできたが、そろそろ中間地点で全体のまとまりを促していくた めに、お昼休み等を使う気軽な研究会を機会を見て行っていく。
各プロジェクトの論点、新しい知見、あらすじ、等がわかるような研究会である。
・並行して全体のプロジェクトセミナーでも、各プロジェクトの論点をめぐって報告と討論を行うようなセミナーを、年に1〜2回行う。

<文責 土田とも子>