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全所的プロジェクト研究
 

第21回 全所的プロジェクト研究運営委員会(2002.2.17

出席

橘川 平島 田中 末廣 中村(圭)大沢 樋渡 中川 松村 各氏
佐藤 横田 土田 飯窪 中島 各氏

欠席 大沢   大瀧   中村(民)
1.予算執行状況

 ・別紙の通りの執行状況であり、各プロジェクトとも今年度末までに全額執行見込みである。

2. 今後のプロジェクトセミナー予定

日 時 3月25日(月)3時〜6時
テーマ 長井市 ゴミリサイクル レインボープラン
台所と農業をつなぐ・地域内循環をめざして
報告 (1)菅野芳秀 
(レインボープラン推進協議会企画開発委員長)
(2)竹田義一 
(レインボープラン推進協議会生産流通委員長、農業実践者)
(3)寒河江新一
(長井市企画調整課レインボープラン推進主査)
(4)福沢啓之 
(ベルリン自由大学)      
コメント 川村直人氏
(長井市教育委員会文化生涯学習課 生涯学習主査)


日時  3月26日(火)
テーマ アルゼンチンの債務危機とIMFの対応
報告 アリシア・ヒロン(メキシコ国立自治大学教授) 
バーバラ・ストーリング(国連ラテンアメリカ経済委員会議長)
セルヒオ・ベレンシュテイン(アルゼンチン、トロクァート・デ・テラー大学教授)
河合正弘(財務省副財務官) 
司 会 中川淳司


日時 5月7日(火)
テーマ 日本メーカーの生産システムの変容と競争優位の源泉
報告 明石芳彦氏(大阪市立大学経済研究所教授)
テーマ 自動車産業のグローバル化とモジュール生産システム
報告 植田浩史氏(大阪市立大学経済研究所教授)

4月か6月に、科研費申請で連携を組むことになった教育学部の学力調査のプロジェクトの報告を依頼する。
7月22−23日でワーックショップを開き、24日(水)にワークショップの出席者を中心にシンポジウムを計画中。
テーマ 金融自由化と途上国・移行国の経済運営
報告者 15名程度
規模が大きくなるので社研シンポジウムとして計画する。

 
3.各プロジェクト活動報告


㈰橘川プロジェクト
 

・Research Series No.3(工藤氏) シェフィールド・ワークショップペーパーを中心に編集。現在ゲラが出て、文献等の抜けているところを問い合わせ中。
・Research Series No.4(橘川氏)日本を含むアジア諸国の産業と企業の動向に関するもの。原稿枚数が多く、2分冊にして1冊を今年度予算、2冊目を来年度早々に出す。
・工藤班はシェフィールド・ワークショップペーパーを含む書物の出版を計画中。
それとは別に来年度末に東京でワークショップを開催する計画である。

㈪樋渡・平島プロジェクト

<国内政治プロジェクト>
活動状況--1月25日幹事会
・『政権流動期の政治変容』
3月31日完成稿
4月5-6日のワークシップ
-執筆者相互の調整による統一性、整合性の強化と重複などの軽減
  -外部評価(出版会担当者も出席予定)
6月までに入稿
・国内プロジェクト第二段階の準備
学界展望を紀要特集号に(9月末締めきり)
-現在の学界水準が日本分析にどの程度適用され、どういう点で問題か
2003年1月9日-11日に国際ワークショップ
-時期を延期して学振に実施計画提出
-日本を対象にディスィプリンとしても面白いものにするため政治行動
 と政策研究の計二冊の出版と目標
研究会
終了
・1月25日 佐藤 祐司氏(松坂大学)「政治意識調査に対する階層化意思決定法の応用」
・2月15日 浅野 正彦氏(カリフォルニア大学ロスアンゼルス)「選挙改革と候補者
選定: 自由民主党 (1960-2000)」
予定
・3月15日 前田 幸男氏((ミシガン大学)「業績評価と政治的信頼:90年代の日本政治に対する有権者の反応」(仮題)
・4月以降は中里透、竹田陽介、打越綾子、増山幹高、岡本至
・国内グループプロジェクトの研究会の出席者も固定化し、今後もいろいろな形で共同研究、研究発表をするため、新たに「現代政治経済研究会」を発足させたい。

<国際政治経済プロジェクト>

活動状況--1月18日に幹事会
・国際政治経済プロジェクト第一段階シンポ6月20-22日(上智大学)
・国際政治経済プロジェクト第二段階の準備
学界展望を紀要特集号に(9月末締め切り)
-現在の学界水準が東アジアの国際政治変動(中国の台頭とその日米関係への影響)にどのような形で適用でいるか、現在の現状分析はどのような理論的問題を抱えているか
2002年 通常の研究会とともに在京の幹事を中心とした勉強会
・飯田敬輔氏の海外研修に伴い加藤浩三氏の幹事参加(助成の研究分担者)
研究会
予定
・5月10日 梅本哲也氏(静岡県立大学)「大量破壊兵器、軍事における革命(RMA)、  国際秩序」
・6月14日 大芝亮氏(一橋大学)「歴史の記憶と日米関係-教科書問題を事例として」
・6月20-22日 第二回国際シンポ(上智大学)
国内政治班 日欧比較グループ(平島)
・当面、昨年9月の日本・スイス・ワークショップに提出 したペーパーの出版準備を進める。 
・2003年後半には、ドイツを初め、西欧諸国と日本を、90年代における政策と政治について比較するセミナーを計画中である。その時期に客員教授として滞在予定のProf. Czadaと協力して行いたい。

㈫末廣・小森田プロジェクト

・2月にハンガリーの国営化について研究会を行い、当班のロシア・東欧研究メンバーが出席して議論を行った。
・現在、企業行動—末廣、社会保障—上村、民営化—丸川の3本の柱を立てて研究に取り組んでいる。
・今年度Research Series ㈵、㈼を出したが、来年度も引き続き出す予定。 
タイから以下の人たちが来日し急遽研究会を開催することとなった。
・2月22日(金)午前10時30分〜  社研大会議室
テーマ 「タイの政治経済の現況」  
報告者 
ニポン・スラポンルックチャルーン(産業連盟副会長)
プラパット・ポーディウォラグン(三菱電機・ガンヨン社会長)
チャムロン・シームアン(陸軍少将、元バンコク知事)
パッタワディー・ナルシソ 

㈬大瀧プロジェクト


㈭原田・加瀬プロジェクト

・研究会
2月12日 森川美絵氏報告 「介護保険制度の政策評価」
3月12日 科研費申請書を持ち寄って今後の研究の進め方について議論する予定。
所得移転班  1月31日 埋橋孝文氏報告
社会保障班  2月4日 千葉県の介護サービス実態調査の中間とりまとめについて議論   
・4月3日〜7日  大沢氏、グレンダ・ロバーツ氏がワシントンに行き、アメリカの共同研究者と会って今後の打ち合わせを行う。
・8月にドイツの共同研究者カレン・シャイアー氏(ヴュルツブルグ大学)が客員として赴任予定。
・ICUにアメリカの共同研究者ハイディ・ゴットフリート氏が客員で赴任。
・これらの共同研究者を含め11月にシンポジウムを開くことを考えている。


㈯中川プロジェクト

・3月24−25日のワークショップの準備中。現在ワークショップペーパーが1/3集まっている。
・7月ワークショップ及びシンポジウムの準備に取りかかり始めた。
来年と国際交流基金から800万円の研究費が下りることが決定したので、これを上記の費用に充てる。
7月ワークショップのペーパーを中心にResearch Series を出す計画をしている。
そのあと書物の出版も計画して出版社と交渉を始めた。このためproofreading の費用がかなり必要となる。科研費等の研究費の手当を考えなければならない。

㉀中村(圭)プロジェクト

・実施中のホワイトカラーの業務管理調査の2件の事例の研究報告を行い、議論した。
本田由希子氏は、社会人大学院のキャリアへの影響についてアンケート調査実施中。

㈷田中プロジェクト

・中国から共同研究者が3回にわたって各一人ずつ来日。研究交流を行った
4.その他

・来年度非常勤講師
予定していた飯田敬輔氏が長期の在外研究に行くことになったので、上智大学法学部助教授 加藤浩三氏を候補として教授会に諮る。本人内諾済み。
・ハレ ドイツ日本学会で2002年11月に90年代の日本の問題を取り上げて大会を開く。フォルヤンティ教授から社研のプロジェクトから数名参加依頼があり、橘川、平島、佐藤(岩)各氏が参加予定。
・シェフィールドでも2003年4月に同様の計画があり、Hook教授からの依頼で、橘川、大沢、樋渡各氏が参加する予定。
・来年度研究機関研究員の枠を要求し、増枠になった場合研究支援推進員飯窪氏を機関研究員に推薦する。
・科研費学術創成研究費 社研の申請については今のところヒアリング通知等はきていない。
・Research Series  今までに末廣プロジェクトで2冊刊行されたが、この仕様で社研のResearch Series として今後調査報告等も通し番号で刊行していくことが合意されつつある。
シリーズとして出していく場合、1冊100万円以内の費用に納めるためには、160頁程度におさめる必要があるので、承知されたい。また、内容が英文などの場合proofreading費用は別途支出可能。少なくとも当分は今までの2冊と同様に編集・校正付きで進めていく。


<文責 土田とも子>