セミナーの記録と日程

全所的プロジェクト研究

第4回プロジェクト・セミナー

1999年7月6日 ◆於:社研大会議室 

労働をめぐる混迷  報告:中村 圭介

国内変容と地域秩序の国際的要因  報告:樋渡 展洋

第4回プロジェクト・セミナーでは前回に引き続き、グローバリゼーションの引き起こす問題という視点から、二つの報告が行われた。中村圭介氏からはグローバリゼーションが日本における雇用問題に及ぼしている影響、樋渡展洋氏からは金融のグローバリゼーションがもたらす国内変容の比較と地域秩序問題点が報告された。

【樋渡 展洋】  国内変容と地域秩序の国際的要因→【討論】

I.問題関心

 経済、取り分け金融の「国際化」が先進各国のマクロ政策体系をどのように変容させたか。特に新自由主義的政策を先進諸国が共通に採用したといえるか。あるいはアメリカナイゼーションに収斂するような政策的努力を実施したといえるか。

 また、アジア金融危機と日本の国内金融危機以降、日本とアジア諸国が提唱している様々な改革は地域秩序として構築されるのか(円の国際化、日韓自由貿易圏、等々)、特になぜ国際機関(一般的多角主義)や2国間協定とともに、自由貿易圏や通貨圏のような地域的秩序を構築するのか。

 以上の二点に関心がある(特に、今回の発表は前者を中心に行う)。

II.問題点の検討

III.具体的なリサーチプロポーザル

<記録:渋谷謙次郎>