今後のプロジェクトセミナー
セミナーの記録と日程
全所的プロジェクト研究
 

第6回 全所的プロジェクト研究運営委員会 (2000年10月19日)

出席 : 橘川 平島 大沢 末廣 樋渡 中川 大瀧   土田 表江 中島   各氏
欠席 : 田中 中村(圭) 中村(民)各氏 


1.予算執行状況

今年度の各プロジェクト予算の執行状況(別紙)をもとに、今後の執行についての検討をした。

2. 今後のプロジェクトセミナー予定

10月24日(火)
午後3時〜5時
 
     ・報告者 坂本 隆幸氏(南山大学)
    テーマ 「日本の政治経済体制−−賃金協調、金融政策、福祉システム」
   ・報告者 樋渡 展洋氏(東京大学)
    テーマ 「金融国際化のディスインフレ制約と国内政治--金融・通貨政策、
        賃金決定制度、財政福祉緊縮」
11月21日(火)
午後3時〜5時
   
        ・報告者 井潟正彦氏(野村総研アセットマネージメント室長)   
     テーマ 「わが国企業年金制度及びビジネスの現状と課題」
           司 会 大瀧雅之氏
         *主として紀要4号掲載予定の論文の内容を語ってもらう。
       現在、日本の長期雇用という雇用慣行が望ましくないといわれる風潮がある。それとの関わりで企業年金が
         雇用 の流動化を 阻害しているという議論があるが、それは本当か、そこに実際どういう問題が起きているか、
         等々をめぐって報告される予定である。  
         *テーマは、橘川プロジェクト、中村(圭)プロジェクト、大沢プロジェクトとそれぞれ関わりがあるため、全体の
          プロジェクト セミナー として  行う。

○12月は19日(火)を第一候補日とし、栗林氏(金沢大 末廣・小森田プロジェクト)、沼上氏(一橋大 橘川
    プロジェクト)等の方々に交渉して計画する。


 
3. 科研費申請書

 

10月いっぱいに各プロジェクトからの基礎データを整理し、11月7日に研究組織委員会で相談し、11月前半に各プロジェクト  のデータを総合・調整して正式の申請書を作成する。申請期間は11月22日〜 28日 である。  
   ・参加者の業績はページ数まで入っていることが望ましい。
 ・参加者の重複等は研究組織委員会で調整する。
 ・外国からの参加者、単発で外国人に報告依頼する、等の予定があるグループは必ず記入する。
   ・個々のデータについて問題や追加要請がある場合には、大沢氏より個別に連絡する。

4.各プロジェクト活動報告

各プロジェクトのホームページの入り口の部分を立ち上げてあるので、研究会予定の他に載せたいものや、どういう
    構成 にするかの アイデアがあるグループは、中島美鈴氏に連絡する。

 
(1)橘川プロジェクト  

  ・国際班と国内班を立ち上げ連携しつつ研究を進める。
  ・国際班は3月17,18日にシェフィールドでコンファレンスを開く。
  ・日本からの参加者 工藤氏、橘川氏、仁田氏、曳野氏(京大)、日高氏(武蔵大)
    ・テーマ コーポレイトガヴァナンス――日本・ヨーロッパの比較
   株主と経営者、債権者と経営者、労使関係、住民などステイクホルダーと企業、等々が視野に入れられている。
  ・ほかにアジア、特に韓国の企業を研究している現地の研究者と共同研究を行う予定。アジアからの留学生を中心
        とした ジュニア チームを作りそれとの連携も計画している。
     ・国内班はこれらをふまえて来年度発足させる。


 (2)樋渡・平島プロジェクト

  ・国内班 研究会予定

   @日時 : 10月27日(金) 午後6時30分より
    報告 : 阪野 智一氏(神戸大学)
    テーマ:「新自由主義的改革と90年代の政党再編」
   A日時 : 11月10日(金) 午後6時30分より
    報告 : 井戸 正伸氏(茨城大学)
    テーマ:「グローバリゼーション時代の労働市場政策−イタリア、日本、米国」
    報告 : 三浦 まり氏(カリフォルニア大学)
    テーマ:「規制再編成と新しい労働政治」
   B日時 : 12月8日 (金)午後6時30分〜
    報告 : ヘンリー・ローレンス、ジェニファー・エイメックス
    コメント 古城佳子氏
       テーマ:「日本の金融制度改革」

・国際班

   @日時 : 11月17日(金) 午後6時30分より
    報告 : 星野 俊也氏(大阪大学)
    テーマ: 「新介入主義と紛争予防−国際安全保障体制の課題」
   A日時 : 11月24日(金) 午後6時30分より
         報告 : 飯田 敬輔氏(青山学院大学)
    テーマ: 「国際人権レジームと日本社会の変容」(仮題)
   B日時 : 12月15日(火) 午後6時30分より
      報告 : 加藤 浩三氏(上智大学)
    テーマ:「円の国際化とアジア太平洋開発イデオロギー」

       ・3月12日、13日に、国際班の参加者を中心にシンポジウムを、社研シンポジウムとして開催する。
         プログラム、 参加者は決定済み。
   ・国内班は各セクションごとにワークショップを開く予定。
    今年度は3月に「政策」のセクションがワークショップを行い、来年度6月に「政党政治」のセクションで
          ワークショップを  開催する。
     ・我々のプロジェクトのホームページで、英語ヴァージョンのページに日本文字がわずか数字入っていても
         全体が文字化け することがわかり、修正作業を行った。英文ホームページを計画しているところは注意
    され  たい。


3)大瀧プロジェクト

   ・参加者の論文がほぼ出来てきて、東大出版会と交渉を始めている。
   ・今年度末までに第1巻の原稿をそろえ今後1年間で論文のクオリティ・コントロールを行う。   
   ・12月に「公共経済学」のミニ・コンファレンスを開催し、紀要に載せた論文をそこで検討して、構成を見渡
           して必要があれば 執筆者 の補充をする
        ・成果刊行は3巻のシリーズを予定しており、再来年度に1巻目を刊行する。


 
(4)大沢プロジェクト

   ・10月17日に第2回研究会を開催し、ワンペアレント・ファミリ−の問題を労働と社会保障の視点から藤原
          千紗氏 (岩手大)、介護 サービス関連の政策と現状を森川美絵氏(都立大)に報告してもらった。
   ・今後も月1回のペースで研究会を開く予定。
        ・メンバーは新たに新任の佐藤岩夫氏が加わったほか、労働と、農業・環境の分野からも補充する予定である。
      ・プロジェクトのテーマとしては、社会保障、サービス保障、労使関係システム と、住宅政策、農業・食糧、環境
           などを統合 したものと なるので、福祉国家理論の組み直しなど、理論的検討も行いつつ拡充していく。
   ・外国・国内における実態調査も計画している。


 
(5)末廣・小森田プロジェクト

   ・ポンパイチット氏・ベイカー氏のセミナー報告、高龍秀氏のセミナー報告、3月末の小池氏、浜口氏達の報告、
          東南アジアの文献 案内等をまとめて、DP−Aの作成を計画している。
   ・プロジェクト参加者は、藤原帰一氏が正式に参加を表明したほか、東アジアと東南アジアでもう少し人を補充
          する予定で 人選を 検討中である。
   ・このプロジェクトではガヴァナンスを重視しているので、この面で橘川プロジェクトと連携したい。また社会政策
           も 最も 重要な テーマの一つであるが、ロシア・東欧以外ではラテンアメリカ、東南アジアなどを補充したいが
          まだ人選中。
  
  今後の研究会予定
   ・1月15日〜17日にラテンアメリカの企業ガヴァナンスの研究者で第一人者といわれる人々3人が来日し、
          アジア 経済 研究所で コンファレンスを開く予定で、それにコメンテイターとして末廣が参加、高氏、橘川氏
          にも参加を 依頼中である。
        ・2月のブラジルでの中川プロジェクトのシンポジウムにも参加する。
        ・書物の刊行については、今アジア関係は売れていないので、クレジットの形式等も含めて慎重に考えたい。
 

 
(6)中川プロジェクト

   ・9月に行われたシンポジウムのペーパー6本のうち4本を、コメントと議論もふくめて紀要5号に載せる予定で
          編集中である。
        ・2月は19日・20日に、リオデジャネイロでワークショップを計画している。
    会議の参加者には全員このプロジェクトでの研究分担についてプロスペクタスを出してもらい、実質的な会議
          にする。
    藤原、大串、大瀧、田中、樋渡各氏等々の参加を要請するかもしれない。
   ・9月シンポジウムのAlicia Giron氏のペーパーをDPーBにすべく編集中である。
   ・データベース、文献リスト、クロノロジーを、1月末に原稿を完成して今年度中にDP−Aとして刊行する。
   

 *各プロジェクト活動報告をめぐる意見
 
   ・橘川プロジェクトも国際班でガヴァナンスをやるとすると、あちこちで重なるテーマを個別にやっているだけでは
          もったいない。
   ・今回のシェフイールドのワークショップは対象がヨーロッパ中心である。
   ・出版段階では調整が必要かもしれない。
   ・ラテンアメリカとアジアで、ガヴァナンスについて研究を始めている。
    ヨーロッパの研究者とラテンアメリカの研究者との交流の場もほしい。
   ・シェフィールドで行うのは基礎的なワークショップで、その後少なくとも1回は東京でコンファレンスを開きたいと
          思って いるので、そこで中川プロジェクト、末廣プロジェクトとの乗り入れを考えたい。
   ・樋渡プロジェクトも含めて、似たようなテーマでやっているところは今後相互乗り入れを本格的にやっていくこと
          が 重要である。
   ・刊行物のクレジット等については、教授会メンバー全員に方法が共有されているわけではなく、まだ議論の
          余地がある。

 
5.その他
   *今後、ホームページに載せるプロジェクトセミナー報告については、報告者が所外であっても必ず本人の目を 通して から 載せることとする。外国人などそれが不可能な場合は、担当の運営委員が責任を持ってチェックして載せる。討論部分は発言者の名前をとって載せる。
  *科研費はとれれば運営委員会が総括班として研究運営と予算執行に責任を持つことになる。
<文責 土田とも子>