東京大学社会科学研究所 全所的プロジェクト研究

セミナーの記録と日程

全所的プロジェクト研究
 


第50回 全所的プロジェクト研究運営委員会
(2005.2.17

出席
橘川 末廣 大沢 中村(圭) 松村 宇野 各氏
土田 飯窪 中島 各氏
欠席
平島 樋渡 田中 中川 石田(浩) 中村(民) 佐藤(岩)  各氏
1.予算関係

現在残額と今後の執行予定は別紙の通りである。
・まだ若干の余裕があるが、招聘旅費等の希望が複数出ているので全額執行見込み。 執行予定のある班は、出来る限り早めに書類手続きを済ます。



2.各班活動報告

 

政治関係プロジェクト活動報告

<国内政治プロジェクト>

(1)現代政治経済研究会予定

○3月11日 

吉田文和氏(共同通信政治部長)「小泉政権登場による自民党政治の変容」

(略歴)1978年東京大学教養学部国際関係論科卒。同年共同通信入社。1987年から政治部(竹下派担当)。この間1996年3月から1999年1月までワシントン支局。外務省クラブキャップ、平河クラブキャップ、政治部デスクを経て、現在政治部長。
グループ研究移行後の予定

○5月20日 

三船毅氏(愛知学泉大学)

<国際関係プロジェクト>

(2)活動状況

・ 第1回全体ワークショップを1月29日開催、本の目的や構成を決定、各章の内容確定。次期会合は8月初頭の予定。
・ 2月3日幹事会。全体の章立て、序論の内容、各章執筆者への要望を決定。
・ 倉田秀也氏(杏林大学)の研究会終了
・徳地秀士氏の研究会日程の変更

(3)国際政治経済研究会予定

○3月25日 

徳地秀士(防衛庁防衛局防衛政策課長)「新防衛計画大綱について」

(略歴)1979年東京大学法学部卒。同年防衛庁入庁。The Fletcher School of Law and Diplomacy修士課程修了
1999年防衛庁防衛局計画課長。内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付、
内閣参事官を経て、現在防衛庁防衛局防衛政策課長(兼)防衛研究所企画室長

グループ研究移行後の予定

○ 4月8日  白井早由里氏(慶応大学)
○ 4月15日 佐島直子氏(専修大学)
○ 5月13日 木村福成氏(慶応大学)
○ 6月10日 佐藤考一(桜美林大学)「中国とASEAN諸国」(仮題)
○ 7月8日  戸崎洋史氏(日本国際問題研究所)

大沢プロジェクト

○2月19日(土)10:30〜16:30 

第19回東京大学社会科学研究所シンポジウム (国際シンポジウム)として開催
 
テーマ 経済危機の時代:診断し処方する—フェミニスト経済学の可能性
( Post Crisis Settlements from a Gender Perspective)

田端班
 
  ○2月1日 東京しごとセンターの調査(禿、相澤両氏と)
  ○3月22日 茨木市商工労政課 調査
  ○3月23日 大阪府能力開発課 大阪府ジョブカフェ 調査

加瀬班

  出版に向けた各人の原稿の構成を提出し、これについてメイルで意見を交換中
  3月末にそれをもとに研究会を開催予定

中村(圭)プロジェクト

1)各章の修正。締め切り1月26日

2)1月31日に、東洋経済に原稿渡し済み

松村・中村・佐々木プロジェクト

研究会

○1月26日(水)
報告者 小川昭(日本総研)
報告タイトル Mixed duopoly with quadratic cost function

○2月9日(水)
報告者 林秀弥(神戸市立外国語大学助教授)
報告タイトル 合併規制の根拠(趣旨・目的)からみた混合合併の規制基準

石田プロジェクト

研究会

○ 2月22日(火)
「厚生労働科研報告書の論文執筆者の報告」
報告者 今年度の報告書の執筆者

平石・宇野プロジェクト

研究会

○1月28日(金)
  報告者 山下範久氏(北海道大学)
  題目 「反グローバリズムの屈折:ポランニー・パラダイムとその限界」

○2月8日(金)
  報告者 薮野祐三氏(九州大学)
  題目 「戦後日本の政治学——90年代までの軌跡——」

次回研究会は4月を予定。報告者については、現在交渉中。

3.刊行計画


企業プロジェクト

(1)工藤章・橘川武郎・グレン=フック編『現代日本企業』(全3巻)
   2005刊行予定
(2)同編Contemporary Japanese Enterprises,(全2巻)
   2006刊行予定(交渉最終段階)

佐藤岩夫プロジェクト

『日本の住宅保障システム(仮タイトル)』(全1巻) 2005年度末(2006年春)刊行予定 (出版は確定。タイトル、正確な刊行時期、編者は調整中)

中村圭介プロジェクト

2005年4月後半から5月にかけて.
中村圭介,石田光男編
『ホワイトカラーの仕事と成果−人事管理のフロンティア』

末廣プロジェクト

2005年 秋 単行本1冊 刊行予定
末廣昭編『ファミリービジネスの経営者』

平石・宇野プロジェクト

2006年度の『社会科学研究』で成果発表を行う予定。

大沢プロジェクト

・大沢班 2005年度中に英文で1冊刊行予定
・田端班 2005年度末までにリサーチシリーズ1冊を予定
(仮)『地方自治体の雇用政策と福祉』
・加瀬班 2006年秋頃単行本1冊刊行予定 執筆者7名前後
        加瀬和俊編 (仮)『地域産業振興策の課題と現実』

中川プロジェクト

2005年英文で1冊刊行予定
Junji Nakagawa ed., Managing Development: Globalization, Economic Restructuring and Social Policy.

(大瀧プロジェクト)

単行本1冊 2006年3月に刊行予定
大瀧・松村編 『90年代の日本経済をマクロ・ミクロ経済学の視点から見る』(仮題)

樋渡プロジェクト(国内政治プロジェクト)

外国で英文出版予定。時期未定。今年中に原稿を出版社に送って相談する。国内の出版社から英文出版の可能性もあり。 日本語で出版の可能性も皆無ではない。

石田浩プロジェクト

調査終了は、平成18年度(2006年度)。成果まとめはその後。
出版社等未定。
中間報告をISSシリーズなどで2005年度か2006年度に公刊する可能性あり。


・成果発表に伴う予算については、検討を継続中。
・第2フェイズに入った班、近年立ちあがった班の、予算以外の活動サポートについても検討する。
・「失われた10年?」のホームページは、今年度末で閉じず、当分の間開いておく。
・上記のような事柄を話し合い、次期プロジェクトとの間を調整する場、また二つの次期プロジェクト同士を調整する場が何か必要なのではないか。

<刊行計画>

・1月の研究会と運営委員会を経て改訂した第1巻最新目次は別紙の通りである。
・第2巻について編集責任樋渡氏から、終章と序章を統合して、別紙の構成で長い序章とする案が示された。現在この構想の下に序章を執筆中。まもなく完成見込み。序章の完成後にこれを執筆メンバーに配布し、2巻全体の構成が確定する予定。

・次回検討会
  3月14日(月)午前10時30分〜午後5時  於 大会議室

・改訂版原稿締め切り
   3月10日 (改訂版を執筆者全員が読んで14日の検討会に臨む)

・ 次回運営委員会
  3月17日(木)午前10時30分〜

<文責 土田とも子>