今後のプロジェクトセミナー
セミナーの記録と日程
全所的プロジェクト研究
 

第11回 全所的プロジェクト研究運営委員会(2001.3.22

出席  

橘川 平島 中村(圭) 大澤 末廣 樋渡 中村  各氏
安岡 土田 中島 佐瀬
  各氏

欠席 田中 大瀧 各氏
1.予算執行状況

 別紙の通りの執行状況である。
・年度末までにDP−Aなど多少金額の張る支払い予定がまだ若干残っている。


2. 今後のプロジェクトセミナー予定
 

日 時  3月27日(火)午後3時〜

場 所 
社研大会議室

報告者 宮本太郎氏(立命館大学経済学部)

        埋橋孝文氏(大阪産業大学経済学部)

テーマ 福祉国家の比較論をめぐって(仮)

4月については日時未定(第四火曜日24日が定例日であるので、これで交渉予定)

 報告者 石田光男氏(非常勤講師)

テーマ 未定だがホワイトカラーの人事管理についての報告となる。

(90年代には大企業、中企業ともホワイトカラーの人事管理の見直し、改革に取り組んでいて、80年代とは大きく変わっている。決して「喪失の10年」ではない。単なる労務管理というよりもっと深いところで変化がある。業務の品質・業績管理という面がクローズアップされているが、マクロ経済の環境が悪いので厳しい状況である。ブルーカラーについても、現場に管理の責任がどんどん降りているなどの変化が見られる。)

 
3.各プロジェクト活動報告


@橘川プロジェクト

3月17日〜18日にシェフィールド大学において、コーポレイトガヴァナンスに関するワークショップを開催した。

社研から工藤氏、橘川氏、他に日本から2名、フランスから2名、ドイツから1名、シェフィールド大学から4名が報告者、ディスカッサントとして参加。事務担当は土田。
事前にほぼ全員がまずアウトライン、ついでペーパーを提出した。当日の議論を踏まえてペーパーを書き換え、4月末までに再度提出してもらう。量・質共にまとまったものが集まればDP−Aを出す予定。3〜4本程度であれば個別のDP-Bで出す見込み。

今回のワークショップ参加者が全員今後も引き続きプロジェクト参加者となり、あるいは最終的な刊行物の執筆者となるかどうかはまだ未定。

1年余後に日本で2回目のワークショップを開く予定である。

橘川プロジェクトとしてはこれにアジアを加える必要があると考えている。


A樋渡・平島プロジェクト

*国際  

全員がペーパーを提出した。

1.貿易、2.通貨、3.安全保障、4.人間保障(人権外交、環境など)の4つが研究の柱となっている。それぞれの柱で方針もまとまり、早く刊行物を出版したいという要望が出ている。英語で出版の見込み。しかし1.2.は中身が確かなものになったが、3.4.はまだ弱い点があり、2001年度に更に議論して研究を深化させる予定。全部で執筆者は16〜17人となる見込み。

 研究会予定 
・日時 :
4月27日 (金曜日)6時30分〜
 報告者: 稲田 十一氏(専修大学)
 テーマ:「1990年代の日本のODA政策」   

・日時  5月11日(金) 午後6時30分〜
 報告者: 大庭三枝氏(東京理科大)
 テーマ:「アジア太平洋の創出
      :アイデンティティと地域主義の観点から」

・日時  6月8日(金) 午後6時30分〜
 報告者: 川勝千可子氏(防衛研究所)
 テーマ:「冷戦後の米国の対中脅威認識の変化(仮)」

*国内

6月にミニシンポジウムを計画している。参加者は国内と外国からと半々になる見込み。 来週詳細を詰める予定である。

 なお、樋渡・平島プロジェクトでは、社研の従来のディスカッションペーパー(コピーして茶色の表紙を付けホッチキスで留めたもの)の形式のものをいくつかすでに作成し、樋渡・平島プロジェクトの通し番号を打ってしかるべきところに配布している。




B大澤プロジェクト

2月に農業・食糧・環境問題と福祉国家という視点から、岩本、谷口、加瀬の3氏の報告で研究会を行った。この時点で主要メンバー全員が顔をそろえ、新年度から本格的に研究を開始する手はずを整えた。

新年度は、毎月1回のペースで研究会を開催していくほか、介護サービス等々を中心に実態調査の計画もしている。

国際比較を重視しており、主要OECD諸国に韓国を含むという対象を考えている。


C末廣・小森田プロジェクト

研究会は火曜か木曜に定例日を決めて年間計画を立てる予定。

現在DP−Aの編集に取り組んでいる。分量が多く、2冊に分冊する。

タイトルは、

「自由化・経済危機・社会再構築の国際比較―アジア、ラテンアメリカ、ロシア・東欧―」

 T 論点と視角  小森田秋夫、末廣昭、中川淳司編

 U Chronology   末廣昭、中川淳司編

 このUを先に今年度予算で出す。120ページ〜130ページになる予定。

 2冊で終わらせず、 新年度には資料集と、問題提起の部分をもっと深化させたものを編集する予定。

今後特にロシア、東欧に関しては人員の補充が必要である。特に自由化に移行する前後の政治経済と、コーポレイトガヴァナンスと社会政策の問題、について研究体制を強化する必要がある。

中川プロジェクト、末廣・小森田プロジェクトとの連携を要請されているが、いまのところこのプロジェクトで扱う諸分野でのデータと研究の集積は提供できると思うが、それ以上の連携をどうやっていったらよいかはまだわからない。

  ・末廣   社会保障・社会政策研究は、ILO、世銀等も現在この分野に力を入れていて、非常なスピードで研究が進展している。プロジェクトでも人員の補強、充実と、異なるサブプロジェクト間での研究交流が必要である。末廣・小森田プロジェクトでは新任の助手の上村氏等の手を借りて、日本国内での福祉国家論とアジアの社会政策論と、概念等々どこがどう重なってどこがずれているか、を今検討している。




D中川プロジェクト


2月19日〜20日に、ブラジルのリオデジャネイロでワークショップを開催した。参加者は26人。社研から中川氏、橘川氏、末廣氏、大瀧氏が報告者として参加。事務担当は佐瀬氏。

2001年度は11月末にメキシコで3回目のワークショップを開く予定である。これに向けてフルラインアップでドラフトペーパーを出してもらう計画である。




E中村(圭)プロジェクト

3月の研究会では学習院大学の今野氏にホワイトカラーの「人事管理の改革」について報告してもらい、有意義な議論が出来た。これから調査項目を決めて各企業にアンケート調査を行う。秋に渡仏する前に少なくとも一つのケースをまとめ、それとの比較でフランスを見たいと考えている。

新年度新任の本田助教授にメンバーになってもらう予定でいる。



4. 今プロジェクト研究のタイトルについて

教授懇談会、研究組織委員会からかねて要望のあった、このプロジェクト研究のタイトルについて、種々議論した結果以下とすることとなった。

「失われた10年? 90年代日本をとらえなおす」

 The Lost Decade? : in search of 1990s Japan

・ただし英文タイトルについては、ネイティブ・チェックを経て正式に決定する。

                                                             
 
* 次回運営委員会

    4月19日(木)午前10時30分〜

    於 ミーティングルーム

 
<文責 土田とも子>