今後のプロジェクトセミナー
セミナーの記録と日程
全所的プロジェクト研究
 

第2回 全所的プロジェクト研究運営委員会(2000.05.18

1. 今後のプロジェクトセミナー予定

 6月1日(木)3時〜5時

  報 告 坂元一哉氏(大阪大学法学部教授)  (樋渡・平島プロジェクト)

  テーマ 日米安全保障問題

6月か7月  

  報 告 ジャコビー氏  (中村(圭)プロジェクト)

  テーマ 現在のアメリカのホワイトカラーの雇用管理

そのほか樋渡・平島プロジェクトでは6月から7月にかけて1−2回、

比較政治研究会と共催でグループ限りの研究会を行う予定である。

 
2.社研シンポジウム準備状況(中川報告)

タイトル Managing Development and Transition in a Globalizing World : A Comparative Analysis of Economic Policy Reform and Corporate Behavior in Developing Countries and Former Socialist Countries

日時   9月11日、12日 

場所   山上会議所


報告者  外国からの報告者、参加者についてはおおよそ案があるが6月初旬に交渉し確定する。


社研では、中川、小森田、末廣各氏のほか、田中氏 橘川氏、樋渡氏 大沢氏、等に報告やコメントを依頼することを今のところ考えている。

内容  

ラテンアメリカ、東南アジア、旧ソ連・東欧の開発/移行経済とそれへのIMF・世銀の関与について、先行研究をサーベイし、どういう点が重要か、なにが今まで欠落しているか、を詰める。その上で取り上げるべき地域と事項をピックアップし、研究分担とデータベースづくりの作業分担を決める。
 従って2日間の予定のうち、前半はプレゼンテイションとディスカッションを行う通常のシンポジウム、後半はクロ−ズドで実務的な相談をする予定である。

4.今後の進め方


<今後の全所的プロジェクト研究の進め方の関する検討事項>について

5月25日の教授懇談会での、プロジェクト研究の進行状況、成果の出し方等についての議論のため、外国出張で欠席の委員長が上記の「たたき台」(前回運営委員会での関連の議論をまとめたもの)を用意したが、「l成果の発表方法とプロセスの公開」については時間切れで今回は議論されず進展しなかった。

 「プロジェクト間の関係調整」と、アウトプットでなく研究会を進めていく中での「全所的まとまり」の維持をどうしていったらよいか、に議論が集中した。

大きくいって、@グループ研究の寄せ集めでなく全所的な共同研究であることを担保する具体的な工夫がもっと必要という意見と、A今までの全体研究との違いを重視して新しい試みとして対象だけ同じにして後はグループのオートノミーに任せてよいという意見の2種があり、その中間に様々な意見が分布する。

@の意見とその関連意見

○これから本格的研究期間に入っていくので、定例のプロジェクトセミナーには運営委員は必ず出席する、他チームの研究会には各リーダーはできるだけ出席する、など、プロセスの相互乗り入れを組織的に保障する方法を考える。

○プロジェクトセミナーも各グループから順繰りに報告者を出すようにし、どこのグループがなにをやっているか、目に見えるようにする。今は各プロジェクトがなにをやっているかよく見えない。

○運営委員も定例のセミナーの出席率が悪いが、セミナーに出て議論していくことがやはり問題意識の共有を実質的に作っていくことになる。

○橘川委員長のまとめ、”「全所的まとまり」をいかに担保するか”はアウトプットのところの話なので、それだけでなくプロセスで互いの議論がフィードバックされることが必要である。ディスカッション・ペーパー(Aタイプ、Bタイプに関わらず)を出した場合はそれについて議論する場を設けるなど。

○毎月の各プロジェクトの進行表、どういうことをやったか、やる予定があるかをホームページに乗せることも必要である。

○他プロジェクトとの関係、実質的にかみ合わせるためには立ち上げの時から調整する必要がある。後になると無理なので連携を実務的に考える。

○セミナーの数が多いので毎回出席は無理という意見もあるが、今は発足時なので回数が多いにしてもずっとこれでいくわけではない。また共同研究のやり方を変えたといってもこれはあくまで「全所的プロジェクト」であってグループ研究ではないことを常に念頭に置くべきである。

○走り出し方にプロジェクトによって遅速があるので、定例セミナーでまだ報告していないところや、なにをやっているのか見えないチームがあるのではないか。

○私のところではまだ完全に自立性を持って走っているわけではなくメンバーやトピックについてまだ柔軟な部分もある。そういう部分を各チームから出して関係を作るべく組織するとよいのではないか。

○プロジェクトセミナーに話者をあまりだしていないチーム、中身の見えないチームがいくつかあるが、こういうところを見えるようにしていくことは必要だ。

○チームリーダーはこれ以上の調整的な報告は無理でも、先日の山口氏のように少し違った立場から照射してもらうとやろうとしていることがはっきっりする場合もあるので、そういうセミナーを今後積み重ねていくとよいのではないか。

Aの意見とその関連意見

○自チームの研究対象、トピックでは他チームメンバーの専門と関係している場合は多々あるが、すでに研究を始めていて執筆のテーマもある程度決まり、全体の構成を作っているので、そこで他チームの執筆陣との調整は無理である。

○チーム限りの研究会も公開して他から参加も可能であるからそれでよいのではないか。

○コアの3人は企画委員会や運営委員会以外にも何回か集まって、さんざん議論した。調整を目的としたセミナーも2回開いている。これ以上の調整はできない。

○調整とは具体的どういうことを言うのか。

○たとえば山口二郎氏のセミナー報告は、政治のチームの方法や視角と非常に違うことがわかっておもしろかった。定例セミナーでの議論を充実させればよいのではないか。

○従来の全体研とは違うやり方でやっていくところに意味があるのではないか。

○どのプロジェクトもセミナーでプレゼンテイションをやって、他のメンバーもそれを聞くというところで実質的に連携や調整ができる可能性がある、というにつきるのではないか。

他にセミナーについて以下の意見があった。

○スタッフセミナーとの調整も必要ではないか。

どちらも出席人数が少ない、中身は完全に連動しているのにその情報がない、などの問題がある。調整と定例化の努力をもっとしたほうがよい。

○毎週セミナーがあっては出席も無理である。プロジェクト継続時はスタッフセミナーを減らしてもらうなどのことも必要ではないか。

○定例セミナーとは区別したフリーハンドの研究会を行い、場合によってそこに他のプロジェクトからもコメンテイターを呼ぶなどのことも考えている。

○実質的な連携・調整はグループ研究会を使う方がよいかもしれない。定例に全部持っていくのは無理。

 
<文責 土田とも子>