今後のプロジェクトセミナー
セミナーの記録と日程
全所的プロジェクト研究
 

第7回 全所的プロジェクト研究企画委員会(1999.2.17

1.今回は予算関係のほか、2月.3月.4月のセミナーの進め方について議論が交わされた。


・ 第11回 2月22日(火)午後3時〜5時半

  コアの3人と連携の代表、大沢、末廣、田中、渋谷、佐藤、各氏が報告する。
  中村(圭)プロジェクトは代わりに佐藤博樹氏が報告。 
  中川氏はフェラス氏とともにVTRで収録  中村(民)氏構成、インタヴュー、
  渋谷(謙)氏 カメラ

○ 前回企画委員会で出した、80年代との連続で90年代の日本を中心に見ることと、5つのポイント(国際的枠組み 金融、人的資源、政府・企業間関係、社会)について、それぞれ他のプロジェクトとの関係を考えつつ、コアと各連携プロジェクトが問題意識を重ねることを念頭に置いて報告する。 できれば1歩進んで、各プロジェクトの統合・整理や、カヴァーする範囲の案までを考える。特に企画委員はこれを念頭に置いて報告する。  コメンテイター曳野孝氏(京都大学助教授)は20年間アメリカで研究(経済学・経営学)。アメリカの日本研究について紹介してもらう。

・  コアのほか今までに寄せられ、配布中の連携プロジェクトの資料は次の通りである。
   
   中川プロジェクト企画書、

   中村(圭)プロジェクトから科研費申請書の一部を資料として指定
   田中プロジェクト企画書


○ 渋谷氏は樋渡・平島プロジェクトの一部に加わる予定。アメリカをどういう形で入れるかが問題となる。アメリカの専門家が所内・所外とも少ない。各連携プロジェクトがアメリカを意識して研究を進めることでよいのかどうか。これが企画としては今の段階でもっとも大きな問題である。

○ 構想するときには渋谷プロジェクトをどういう形で取り込むかにはとらわれず、各連携プロジェクトで自由に構想し、その中で必要な形でアメリカ関係を扱うことにした方がよいのではないか。


・第12回プロジェクトセミナー  3月9日(木)午後3時〜5時

 ベルリン自由大学 福沢啓臣氏 
報告 グローバリゼーションと大学の変容—日独比較


・ 第13回プロジェクトセミナー  3月21日(火) 午後3時〜6時  

このプロジェクトの視角と課題についての2月のフリート−キングを受けて、それをもう一度コアの方から捉え返し、橘川、樋渡、松村(大瀧氏の代理)3氏が報告する。

・コメンテイター  橋本寿朗氏、山口二郎氏(北大法学部)、ほか

・報告1人 15分から20分 コメント1人15分ぐらいで考える。

・中身の考え方とともに、各プロジェクトの統合や対象の範囲など、組織をどう作るかまで踏み込んで考える。

○ 私のグループでは、当面5月くらいまでに、ラテンアメリカと東南アジアの自由化と経済危機で、日本での研究の蓄積と動向(研究組織、成果、何が明確になり何が課題として残されているか等々)について整理する。それを受けて互いに問題提起を行い得られるものを蓄積していく。document research ですぐにわかることからかためていく。

○ 世銀が東アジアの通貨・金融危機について、80年代のラテンアメリカと同じような手法で整理し始めているので、これも検討対象とする。
○ 私の周囲でアジアを研究している人々は金融危機やコーポレイト・ガヴァナンス論よりは社会やセイフティネット論をやりたいという意向である。 

○ 3月のセミナーは、私のプロジェクト参加者にどういうものを担当してもらえるか、章立てからアブストラクト(案)まで出してもらうことになっているので、それをベースに報告する。プロスペクタスに出されている人々が全部参加を表明しているわけではないが、かなり参加人数は多くなる予定である。


・ 第14回プロジェクトセミナー 4月4日(火) 午後3時〜6時

ハンガリーとポーランドの研究者から、東欧の経済改革について報告してもらう。

 
 
<文責 土田とも子>