本研究で扱う主要な項目・分野を例示すれば以下の通りである。

戦後日本の住宅政策の展開と90年代住宅政策の特質
住宅金融システム
長期不況と中間層の住宅保障システム
少子・高齢化と住宅保障
ホームレスの「発見」
住宅保障とジェンダー
コミュニティ・ベースト・ハウジングとNPOの役割
比較福祉レジーム論と住宅保障

  本研究には、法学・経済学・社会学・都市工学・建築学・住居学など多領域のメンバーが参加しており、他には見られない学際的・総合的な共同研究が可能となっている。当面は研究メンバー各自がそれぞれの関心を持ち寄る形で議論を進めるが、必要に応じて随時、外部スピーカーも招聘する。また、予算とスケジュールが許せば、実証的な調査研究も計画している。プロジェクト全体の進展と歩調を合わせつつ、2年程度の期間で共同研究をまとめ、その成果を出版する予定である。